「月曜日のたわわ」が日本経済新聞の広告に掲載されたことで炎上が起こっています。そのことについて、「月曜日のたわわ」の炎上理由はなぜなのか、日本経済新聞の広告や画像内容を調査しました。
「月曜日のたわわ」とは
「月曜日のたわわ」は、漫画家の比村奇石によってTwitter上に毎週月曜日にアップロードされる胸の大きな女性キャラクターのイラスト群です。2016年・2021年にWebアニメ化されています。現在「週刊ヤングマガジン」で連載されている青年漫画です。
日本経済新聞の「月曜日のたわわ」の全面広告の内容は?
4月4日付の日本経済新聞朝刊が掲載した漫画「月曜日のたわわ」の全面広告の内容がこちらです。一見しただけでは、何か問題があるの?と思われる方もいますよね?
「月曜日のたわわ」の炎上理由はなぜ?
・未だに女子高生を性的に消費する表現で元気に!と言う倫理観が無理。
・女性を性的に鑑賞することを、大手新聞社が大々的に推奨している。
・女性の体をコンテンツとして消費している。
など、女性の「性的消費」として見ていることが問題視されて、炎上されてるみたいです。
作者漫画家・赤松健氏が広告への抗議に猛反対
漫画家・赤松健氏が16日、自身のSNSで、4日付の日本経済新聞に掲載された漫画「月曜日のたわわ」の全面広告に対する国連女性機関の抗議について、激しい非難の意を示したとyahooニュースにありました。
「ラブひな」「魔法先生ネギま!」「A・Iが止まらない!」などの人気作で知られ、今夏の参院選に自民党から出馬予定の漫画家・赤松健氏が16日、自身のSNSで、4日付の日本経済新聞に掲載された漫画「月曜日のたわわ」の全面広告に対する国連女性機関の抗議について、激しい非難の意を示した。
【写真】これが「月曜日のたわわ」の主人公「アイちゃん」の実物
赤松氏は「『月曜日のたわわ』全面広告への抗議表明について」と題した文書を公開。国連女性機関からの抗議を伝える記事を引用し、「私は、この抗議は典型的な『外圧』であって、表現の自由を守るために徹底的に反対しなくてはならないものと考えています」と記した。
続けて、記事中で国連女性機関「UN Women」の日本事務所長・石川雅恵氏の発言を引用。「今回の『月曜日のたわわ』の全面広告が、日経新聞が加盟する『アンステレオタイプアライアンス』の加盟規約に違反すると述べています」「石川所長は記事の中で、今回の抗議は、規約違反への異議申し立てに過ぎず、『国連機関が一般の全ての民間企業の言動を監視し、制限するわけではありません』と言っています」と説明。
その上で「『新聞広告の掲載基準の見直し』とは、「現在掲載すべきでない広告が掲載されている、この広告を通した基準を見直せ』というものに他なりません。『現在掲載すべきでない広告が掲載されている』というメッセージを含んだ新聞広告の掲載基準の見直し要求について、これのどこが『制限』(=表現規制)にあたらないというのでしょうか」と、その姿勢に反論した。
また、石川氏の「今回の広告が、『学校制服を着た未成年の女性を過度に性的に描いた漫画の広告』だから、これにより、『『女子高生はこうあるべき』というステレオタイプの強化につなが』り、さらに、『男性が未成年の女性を性的に搾取することを奨励するかのような危険』も発生する」との指摘にも言及。「なぜ創作物及びその広告が、ステレオタイプの強化につながり、性的搾取を奨励することになるのでしょうか。創作物の内容が何であれ、その内容やその創作物の中で起きていることを、それを読んだ人間が起こしてしまう危険があれば、我々創作者は何も書く/描くことはできません。現実で、マンガが戦争を助長したとか、殺人を奨励したなんて話は聞いたことがありません。なぜ、女子高生を描いたマンガに限っては、こんな不合理な規制の根拠を高らかに主張されるのか。合理的な理由や科学的な根拠を示してほしいと思います」と、創作者としての思いを訴えた。
赤松氏は、今回の抗議について「不当な表現規制である」と断言。「今後も、私はマンガ・アニメ・ゲームのクリエイターとそれらを愛する全ての人のため、今回の件についても詳しく調査し、不当な表現規制に対しては断固反対していくつもりです」と、強く誓っていた。
「月曜日のたわわ」は、漫画家・比村奇石が自身のツイッター上に毎週月曜日にアップロードしていたイラストで、2020年11月から「週刊ヤングマガジン」で連載が開始された。16年にはYouTubeとニコニコチャンネルで、昨年にはABEMAでアニメも放送された。3日付の日本経済新聞は、同作の主人公である、Iカップバストを誇る制服姿の女子高生「アイちゃん」のイラストを全面広告に掲載。国連女性機関が抗議していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/105695cdac8720fbe4e6f74e6b31715d6846522d
世間の反応は?
月曜日のたわわ広告を問題だと思ってる若者は多いよ。 大学の授業で『月曜日のたわわ広告はステレオタイプを助長し女性から主体性を奪う表現であるがこれは問題と思うか?(配点:100)』ってアンケート取ったら全員「問題と思う」って書いてたし。
ぶっちゃけ月曜日のたわわの広告を見て、「よし痴漢してやろう」なんて気を起こす人がいるのだとしたら、広告よりもその人個人の人格に問題がある気がするのだが。
広告業界にいる者の実感として、「月曜日のたわわ」炎上騒動を新聞社、出版社、作者が全員スルーして、かつそれで何の問題もないことが証明されたことによって、明らかにフェーズが変わった雰囲気がありますね。つまり、謝罪や撤回ではなく徹底的に無視することが最善策だと周知されたということです。
月曜日のたわわの広告が炎上したのって、ただでさえ男性の購読者が多い日経新聞に全面広告で制服姿の女子高校生が「元気出してくださいね」ってやったのが原因なのに、何とかして反論しようとしているのが本当に反吐が出る。制服姿の女子高校生を性的な目で見ること自体がアウトなんだと気づけ。
世間の反応もさまざまな意見がありますね。